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2012年3月 8日 (木)

本の修理『GAUDI』

夫がスペインに行った際買い求めたらしい、
アントニ・ガウディの本。
言わずと知れた建築家です。
作品の写真がいっぱい載っており
小ぶりながらも見応えがあります。

でも、表紙と本文が別れてしまいました。!!(゚ロ゚屮)屮
元々はボンド系接着剤で留めてあったらしい。
膠のような色をしたねとねとしたものが
表紙裏と本文の背に付着しています。
まずはこれを丁寧に除去します。

あとは表紙と本文をくっつけるだけ〜( ̄▽ ̄)と
軽く考えていましたが、
先生が「以前の形式を踏襲すると、
いずれまた剥がれてしまうけど、どうしますか?」
と声を掛けてくれました。
改めて本を観察すると、確かにそうです!
本の開閉の度に背に負担がかかります。
これではまた何年か後に取れてしまうでしょう。

以前の形にこだわらず、
傷みにくい構造に改良することにしました。
まず、大きめの厚手の和紙を本文の背に貼り付け、
和紙の左右の羽を表紙裏に貼りました。
これで本文の背と表紙に空間が生じ、
背に負担がかかりません。
とても簡単なのにちゃんと負担軽減になっており
うれしい驚きでした。

今回、先生の観察眼と経験値に感服すると共に
自分がいかにいい加減に物事を進めようとしていたかが
浮き彫りになり反省してます。(゚ー゚;
本だけでなく、彫刻や屏風など
いろいろな美術品の修理がありますが、
修理の方針が大切だと思いました。


P_169gaudi


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