本のケースの修理
夏目漱石の『吾輩は猫である』
あれは確か中学の頃だと思う。
宿題で読書感想文を書かねばならず、
好きな猫を題材にした本ならと
手にしたはいいが、
長く、旧字・旧仮名使いが難解で
読むのを挫折した苦い思い出が。(T_T)
名古屋在住の際、明治村版というものを
古本屋で手に入れました。
天金でアンカット、
猫のペーパーナイフ付きという
なかなかしゃれた体裁です。
明治村が名古屋から近いせいか
他の古本屋でも何回か目にしました。
ずっと仕舞っていましたが、
夫婦函が壊れていた事を思い出し
この度修理しました。
修理箇所は大きく言って下記2カ所。
・函の角が3カ所外れていた
・背と平を連結するヒンジ部分が切れていた
角はボンドで接着後、
更に上から和紙でサンドしました。
ヒンジは裏からのみ和紙で補強。
[修理前]
函を修理したら、すっきりし、
なんだか佇まいがさらにグレードアップしたかんじ。
カットして読みたいけれど
もったいないような。
また挫折しそうなので、
とりあえず新字の物を読もうと思います。
[修理後。ペーパーナイフがキュート!]
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