展覧会レビュー

2012年10月 9日 (火)

東洋文庫ミュージアム

開館時より「行きたい!行かなきゃ!」と思っていましたが

なかなか行けなかった、東洋文庫。

先日、本の修復の友であるMさんにチケットを頂いたので、

早速行ってきました!ヽ(´▽`)/

東洋文庫は、三菱第三代社長 岩崎久彌氏が設立した

東洋学の研究図書館。ミュージアムは、貴重書や絵画などを

展示するスペースを設け2011年10月に開館しました。

開館時のリーフレットが本の形になっており、

「日本最大級の本のミュージアム」という

触れ込みだったので、期待が高まります。

ミュージアムに足を踏み入れてまず目を奪われたのは、

実は本では無く、ガラス窓の向こうに広がる庭でした。

小雨が降っていたせいか、庭がしっとりと潤っており

緑がとても美しく見えました。

落ち着いた雰囲気は、私をゆったりした気分にさせてくれ、

本という知の大海原の船旅へ優しく押し出してくれました。

もちろん展示もすばらしかったです。

レプリカですが原寸大の江戸大絵図と

広開土王碑拓本は、迫力ありました。

そして、なんといっても二階のモリソン書庫!

天井までぎっしりと並んだ本は圧巻でした。

さまざまな背表紙を眺めるだけでも興味深いのですが、

数冊は中身を見ることが出来る展示になってます。

私が訪れた時はテーマが博物誌だったのか、

精緻に描かれた植物や鳥が美しく宝石のようでした。

企画展の「ア!教科書で見たゾ」は、

学生に戻ったようで楽しめました。

私は高校で日本史・世界史を選択していたので、

教科書や資料集に載っていた物が目の前にあり、感動しました。

科挙の最優秀合格者の答案は撮影OKだったので、

しっかりカメラに納めましたよ。

御利益あるかも。( ̄ー ̄)ニヤリ

ミュージアムショップで買い物をして、帰途に就きました。

次回はカフェでまったりしたり、六義園にも寄りたいです。

Mさん、チケットをありがとうございました。

 

 

P_182toyo

 

〈科挙の答案〉

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2011年11月15日 (火)

Enjoy! ( ) Energy.

Enjoy! ( ) Energy.
2011/10/28 - 11/28
ATELIER MUJI


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


この展示は、震災を契機に
参加者に改めてエネルギーについて考え、
自由に思い描いていただくというもの。
まず、日本だけでなく、世界中のクリエイターの方々が
その考えに共感し、参加されていることに意義を感じます。

各クリエイターの思いやアイデアが
統一のパネルに簡潔に表示され、
天井より釣り下げてあります。
浮遊感のある軽快な展示です。
モデルが併せて展示されているものもありました。

今すぐにでも実践可能なものから、
夢のようなアイデアまで様々。
個々のアイデアがうんぬんという話では無く、
いろいろな思いが一堂に会し、
大きな力となって訴えかけてくるように感じました。

ショップという一般の方々が気軽に立ち寄れる場に
展示されている事がすばらしい。
来場者の意見や思いも募って、
もっと大きなうねりとなって
世界が変わればいいなと思いました。

HOPE HUMAN ENERGY!


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2011年11月 9日 (水)

TOKYO DESIGNERS WEEK

TOKYO DESIGNERS WEEK
2011/11/1 - 6
明治神宮外苑前広場


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


今年でなんと、26年目らしい。
なぜかずっと行けなかった。
今回が人生初の「TOKYO DESIGNERS WEEK」です。
たまたまウェブサイトで楽しそうなイベントを見つけて
申し込んだのが、行くきっかけとなりました。
子どもと一緒に行くと入場料が安くなる
「親割」があるのもいい! (・∀・)イイ!
子どもにとってもさまざまな創造の場に触れるのは
有意義だと思い、親子で参加しました。

当日はあいにくの雨。
入場者は少ないかもと思っていましたが、
一歩会場内に入ると、人の熱気でムンムンしてました。
単に眺めるだけではない、体験型の展示もあり
子ども達も飽きることなく楽しめたようです。(o^-^o)

情報提供やスタッフの対応など、
体制に少々不満が残りましたが
総合的には行ってよかったです。
狭い年齢層や業界だけのものではない、
開かれたイベントとして
来年以降も成長していって欲しいと思います。


P_150tdw

[バッグとパスポート]

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2011年9月13日 (火)

モノの記憶を手繰って 1

モノの記憶を手繰って 1
2011/8/26 - 9/19
デザインギャラリー1953


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


松屋銀座デザインコレクション改装に伴った
記念展覧会の第一回目です。
当初、コレクション会場に行くついでにといった
軽い気持ちだったのですが、いざ行ってみると、
どのメンバーの方もおもしろかったです!

展示内容は、デザインコミッティーのメンバーが
幼少期からの記憶の中で心に深く刻まれたモノを選び、
展示するというもの。現在のご活躍もわかるような
展示になっており、その対比も興味深かったです。

私の両親は自営で、眼鏡の部品を製造していました。
それで、同じく自営業のご両親を持ち、
仕事場が遊び場だった方に共感しました。
また、石のコレクションの展示を見た時には
私も集めており、今でも持っているため、
急に親しみが湧きました。
私にとっては雲の上の存在、
作品や誌面でしか存じ上げていなかった方々の
原風景に一緒に降り立ったかのようで不思議な時間でした。

私も幼い頃から今までの記憶を手繰って、
「モノ」を選び、「コト」を振り返ってみようと思います。
単に懐かしいだけでなく、新しい発見があるかもしれません。

展覧会の二回目、三回目も楽しみにしています。


P_133matuya


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2011年7月22日 (金)

2011 ADC展

2011 ADC展
2011/7/4 - 28
ggg G8


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


会場は2カ所に分かれていますが、私はgggのみ行きました。
実はあまり広告寄りのものは好きじゃないので、
ADC展を見るのは初めてかもしれません。
TVや雑誌で見たことのあるものが並ぶ中、
「とらや」さんのカレンダーがよかったです。
上部に暦、下部に菓子見本帳の図案を載せています。
その絵の雰囲気がなんともいえないのです。
やわらかく包み込むような感じ、
彩色も美しく、趣深い。
形や図案の意味を知りたくなります。
カレンダー全体としては老舗の風格があり
品良くまとまっていました。
日本っていいですね! (o^-^o)


P_121adc

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2011年6月21日 (火)

レザーフェア

第84回東京レザーフェア
2011/6/16 - 17
都立産業貿易センター


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


レザーフェアに行きました。今回で2回目です。
前回はじっくり見られなかったのですが、
今回は思ったより早く会場に到着したので、
ゆっくり回ることが出来ました。

お目当ては実演と体験「革の仕上げに触れてみよう!」です!
体験予約を済ませ、気の赴くまま会場を回りました。
革についてあまり知識がないので、いろいろな革や
革にまつわる物を見るだけでも勉強になり楽しい〜。
途中、アンケートに答えたら、
革でできたかわいいストラップをいただきました。o(*^▽^*)o
アンケートはiPad。(゚0゚)
革の世界ってトラディッショナル、コンサバティブと
いったようなイメージだったので、意外でした。

さて、いよいよ体験です!(゚▽゚*)
ブースには小さな太鼓(ドラム)が回っており、
鞣しの道具が展示されていました。
最初に「太鼓」の説明を聞き、
革の縮みやしわを伸ばす作業「ネット張り」を体験しました。
金属製の特殊なクリップで革の端を挟み、
ネット(パンチングメタル)の穴に引っかけて伸ばします。
息が合わないときれいにピンと張れないので、
現場の方の苦労を感じました。

次は「表面加工(頭ハリ)」です。
型押しされた革の表面をインクを付けたタンポで軽くたたき、
凸部分に色を付けます。強くたたくと、
その部分だけ濃くなってしまうので、力加減に注意が必要です。

最後は「手もみ加工(シボ出し)」。「ふね」と呼ばれる
底が丸く反った「下駄」のような道具を使って
シワ(シボ)をつけます。簡単そうに見えましたが、
実際やってみると要領がわからず難しい。
さすが職人さんは早くきれいで感心しました。

体験したのは、皮が革になるまでのほんの一工程。
多くの方々の手により、手間暇かけて
革が生み出されることを改めて感じました。
革や革製品って貴重。大事に取り扱おうと思いました。

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[ネット張り]


P_110leatherfair2

[シボ出し]

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2011年6月13日 (月)

レイモン・サヴィニャック展

レイモン・サヴィニャック展
2011/6/6 - 6/28
ggg


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


会場はユーモアとエスプリに溢れていました!
レイモン・サヴィニャックと言えば、
「MONSAVON石鹸の牛」「マギーブイヨンの牛」
「CINZANOの馬(?)」が有名でしょうか。

明るい色使いと明快な表現は、
私達見る者をも楽しくさせてくれます。
少々シニカルな表現もありますが、
大方はクスッとさせられます。
そぎ落とされた表現は力強く、
且つイラストは優しく、かわいらしい。
子どもも好きになるでしょう。
部屋にも一枚飾っておきたくなる作品です。

丁寧な解説書まで配布されており、
作品内容がよくわかりました。
梅雨本番でしたが、観覧後は実にさわやかな気持ちになりました。


P_109savignac1_3

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2011年6月12日 (日)

日本パッケージデザイン大賞2011展

日本パッケージデザイン大賞2011展
2011/5/18 - 6/13
松屋銀座・デザインギャラリー1953


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


全国から応募されたパッケージ作品から
厳正な審査によって選出されたものが展示されています。
多くの方は日常生活の中で商品は注意深く見ても、
パッケージを意識することは少ないのではないでしょうか。
パッケージは、商品を保護したり、品質を守ったり、
情報を提供したりと、さまざまな役割を担っています。

時代と共に素材や技術は進歩し、
社会もめまぐるしく変わっていきます。
パッケージを眺めてみると、
その商品のポジションや、企業姿勢が見えて面白いです。
パッケージは私達に身近なものであると同時に
社会とも繋がっていると言えるでしょう。

今回の展示は、実物をなかなか見ることができない
作品もあり興味深かったです。
個人的には、『サントリー天然水
南アルプス2Lペットボトルエコクリア包装』がよかったです。
6本をまとめる「クリア包装」が持ち手にもなっています。
強度的に大丈夫なのかなとちょっと疑問に思いましたが、
形も無理が無く、環境的にも消費者の利便性にも
とてもスマートな解決方法だと思いました。

会場には、学生でしょうか?熱心にメモを取っている方が
何人かいて、印象に残りました。


P_108package

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2011年5月31日 (火)

活版アートのチカラ展。

活版アートのチカラ展。
2011/5/28 - 29
鳥越周辺(秋葉原ー御徒町)


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


今年は東日本大震災の影響で
「活版凸凹フェスタ」が中止になり、
がっかりしてましたが、
有志の方々によりこの展示会が実現しました。
中止の決定は苦渋の判断だったと思います。
そして今回の企画も英断だったと、
拍手をおくりたいです! (・∀・)
また、イベントの収益の一部は
地震で被災された方々への義援金として
寄付されるとのこと。
すばらしい取り組みです。

期間中は台風が接近していたため、
あいにくの天気でしたが、
活版の熱気は台風さえも吹き飛ばす勢いでした。
ワークショップでは、樹脂版をつくり、
手きんで印刷という、貴重な体験に
私は終始テンション高め! (*≧ε≦*)
ご指導していただいた職人さんの
手際よさと温かさに心打たれました。

会場は3つに分かれていましたが、
狭いながらもそれぞれが充実していました。
作品や展示物についてお話をおうかがいし
勉強になりました。
なかでもベントン彫刻機で作られ、
印刷された物はあまりの小ささに
ルーペが必須! w(゚o゚)w
驚きと感動を隠せませんでした。

このようなイベントを実現して頂き
感謝しています。
靴や服が雨に濡れましたが、気分は爽快!
とても楽しかったです! ヽ(´▽`)/


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[左上:樹脂版、左下、右上下:印刷物]

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2011年5月18日 (水)

佐藤晃一ポスター

佐藤晃一ポスター
2011/5/9 - 5/31
ggg


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学生時代からのあこがれです。
佐藤晃一さんデザインのポスターが
会場いっぱいに展示されています。

この美しいグラデーションを
言葉で表現するのは難しい。
夜明け前、あるいは日没前
刻々と変化していく空の色 ───
光のスペクトル…
紙の印刷物なのに、宇宙空間のような壮大さ。
私はただ呆然と立ちすくんで
眺めていました。

会場にはポスターの版下、指示書、原稿、
スケッチ等も展示してあり
自由に見ることが出来ます。

パソコンやソフトを使えば
自由に表現できる昨今ですが、
美しい強さを持った作品には
なかなかお目にかかれません。
自戒を込めて、そう感じました。


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